腕・肘・手スマートフォンやパソコンの普及とともに増えるトラブル

腕・肘・手関節の問題

上肢(肩口から先の手)の問題は、スポーツや育児などで発生しやすく、またデスクワークによっても生じることがあります。
腕の痺れは脳の問題や、糖尿病など循環系の問題が関わっていることもありますので、まずは病院で検を受けることが重要です。特に腕の両側に同時に痺れが起きている場合は、筋骨格系以外の問題が疑われますので、軽度の場合であっても必ず受診をしてください。

腕が痺れる・腕が重たい

胸郭出口症候群

「胸郭出口症候群」は、小指側の腕に痺れが出やすく、また首・肩・肩甲骨まわりの疼痛や握力低下などの筋力低下が見られることがあります。重症ですと手術が必要になる場合もありますが、軽度であれば予防することで改善されていきます。斜角筋(首の筋肉)のあたりで神経・血管が圧迫されるタイプ、鎖骨と第一肋骨間で圧迫されるタイプ、小胸筋の下で圧迫されるタイプがあります。本来肋骨がないはずの頸椎に肋骨(頸肋)がついている人は胸郭出口症候群になりやすいです。若い女性に多い症状です。

首が長くなで肩の20代~30代に多い症状です。軽度であればカイロプラクティックの効果がでやすいです。逆に重度の場合は専門機関での検査が必要となります。肩甲上腕関節や頸部や肋骨などの関節の動きをつけていきます。「胸郭出口症候群」の方は施術中に痛みや痺れがでないように、ゆっくりと斜角筋や小胸筋などをストレッチを行います。

筋筋膜性疼痛症候群

「筋筋膜性疼痛症候群(MPS)」は筋肉が原因で痛みや痺れを起こす病気です。問題が発生した筋肉には筋硬結(索状硬結)ができて、押圧すると圧痛があるのが特徴です。また痛みが硬結のあるところだけではなく広い範囲に関連痛と言われる痛みを生じさせます。首や肩甲骨周りの筋肉にトリガーポイントが発生すると、腕の痺れのように感じることがあります。

トリガーポイントが発生した頸部や肩甲骨に付着した筋肉に対してアプローチしていきます。またトリガーポイントができてしまった原因である、姿勢や関節の動きなどを評価し、関節の動きをつけていくような施術や姿勢に関わる筋肉などに緩和操作など行います。

頸椎椎間板ヘルニア

腕に痺れで代表なのが「頸椎ヘルニア」ですが、問題は頸部で生じているために首・肩にて説明を載せております。

頸椎ヘルニア

肘が痛い

ゴルフ肘・テニス肘

肘の痛みで多いのが、「ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)」と「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」です。上腕骨の内側上顆には手関節の屈筋群の起始が付着し、上腕骨の外側上顆には手関節の伸筋群の起始が付着しています。文字通りゴルフやテニスで内側上顆・外側上顆に付着する筋肉の使いすぎなどによって炎症が起きているものと考えられていますが、テニスやゴルフなどのスポーツをやっていなくても、デスクワーク・育児などで手の筋肉を酷使している人にもよくみられます。

どんな動きをすると痛むか手関節の動きをチェックし、関節の動きをつけていきます。また負担がかからないように手関節屈筋群や手関節伸筋群のストレッチなどを行います。肘関節・肩甲上腕関節の動きもつけるようにモビリゼーションを行います。頸部の関節などをチェックし調整を行っていきます。これによって筋肉や関節が柔らかくなり、柔らかくなると痛みを軽減することができます。

指を動かすと痛い・指が痺れる

腱鞘炎

スマートフォンやパソコンなど操作で「腱鞘炎」になる方は増えてきています。「腱鞘炎」は指や手首の使い過ぎなどによって腱や腱鞘が酷使されることによって起こります。また女性は妊娠・出産・閉経などホルモンの働きによって腱鞘炎になりやすくなったりします。産後はホルモンの関係と、育児での抱っこなどによる手関節の酷使というダブルの要因により腱鞘炎になりやすいのです。

手指に付着する筋腱に対して負担がかからないようにストレッチなどを行っていきます。肘関節・肩甲上腕関節・頸部の関節などをチェックし調整を行っていきます。「腱鞘炎」の改善には手や腕を使わないで休めることが重要だとされていますが、とはいえ育児をしないわけにもいきませんし、仕事を休む訳にもいきませんので、良くなったと感じるまでに少々時間がかかります。スマートフォンの操作なども負担になりますので、なるべく控えていただく等のご協力をお願いしております。