肩こり若年層化のすすむ国民病

肩こりについて日本人の多くが「肩こり」に悩まされていますが、実は肩こりは若い女性に一番多い症状なのです。
女性特有のホルモンバランスの影響と、筋力が弱いこと、そして骨格の細さ。それらが若い女性に肩こりを引き起こします。
俗に「ボーリングの球と同じくらい」と例えられる重い頭は、女性の細く長い首で支えるには負担が大きく、またスマホートフォンやパソコンなどの普及で姿勢が悪化し、加速度的に女性の肩こりは増えています。
小学校でタブレットの授業が開始されるなど、デジタルデバイスの使用が早まることにより、今後ますます肩こりが低年齢化していくことが考えられます。大人の女性よりさらに華奢な骨格の子供たちが慢性肩こりになる日も遠くありません。

・「肩こり」は女性では一番多い症状。特に若い女性に顕著。
・「肩こり」は男性では腰痛に次ぐ2番目に多い症状。
・デジタルデバイスの使用により、「肩こり」の低年齢化が進む可能性。

肩こりの原因

・不良姿勢
・腕の使い過ぎ
・眼精疲労
・骨格
・運動不足
・睡眠不足
・冷え
・精神的なストレス
・栄養の問題

肩こりの原因は様々だと思いますが、上記のような原因が考えられます。
また肩こりの原因がそのどれか一つではなく複合的な原因で起こっていることがほとんどです。仕事がオフィスでのデスクワークが主、という人は「不良姿勢」に「運動不足」が重なりさらにパソコンによる「眼精疲労」、オフィスの「冷え」、そして「ストレス」などが最終的に「肩こり」となって身体にあらわれます。
複数原因があっても一つの原因が解決することにより、症状が改善されることもありますが、一つだけ改善されても自覚として肩こりに変化が見られない(痛みがとれない)場合もあります。

不良姿勢や同じ姿勢での作業

悪い姿勢(不良姿勢)はもちろんのこと、たとえ良い姿勢だったとしても同じ姿勢が長時間続くとやはり肩こりの原因になります。
ずっと同じ姿勢でいることによって、同じ筋肉に負担がかかり続けてしまう為、肩こりを引き起こします。ですので姿勢に気をつけているつもりでも、長時間のデスクワーク、パソコン、スマートフォンは肩こりを悪化させていしまいます。
また、姿勢が崩れる(不良姿勢になる)とその負担はさらに増します。

良い姿勢と悪い姿勢のパソコン作業
特に頭部の位置と肩こりの関係は深く、左のイラストのように良い姿勢をしていれば頭の重みを骨が支えてくれるのですが、右のイラストのように頭が前に突出した姿勢になると骨格ではなく、首の後ろの方の筋肉だけで支えるようになります。そのため首肩周りの負担が高まり、肩こりを悪化させてしまうのです。

スマホ姿勢

PCを作業の休憩時間や通勤、寝る前までスマホをいじっている人が結構います。特に若い女性はLINEとインスタなどを常に見ている人が多いです。スマホの画面を見るときは下向き姿勢になります。自然と頭は前の方に突出してきますので、後頚部から背中にかけての筋肉の負担が高くなります。ずっとデスクワークをしている人がその合間にもスマホをするわけですから肩こりがひどくなるのは当たり前です。首・肩・背中・腰の負担のためにも不良姿勢を見直していきましょう。

姿勢とカイロプラクティック

腕の使い過ぎ

職場ではパソコンで入力作業をし、通勤中や家ではスマホやタブレットで調べ物や暇つぶし…という方は多いのではないでしょうか?
腕の使用により疲労する筋肉と、肩こりを感じる筋肉は別物ですが、隣合う筋肉は筋膜を通して関係しています。
例えば前腕の筋肉がつっぱると自然、上腕の筋肉をひっぱりますし、上腕の筋肉がつっぱると肩の筋肉もひっぱる、というような関係があります。また腕の使いすぎ、同じ姿勢を取りすぎている為に、血行が悪くなることも関連していると思われます。
女性は出産後、肩こりになりやすいのですが、やはり長時間の抱っこによる腕の使いすぎが主な原因です。

眼精疲労

「肩こり」が「眼精疲労」からくる事をご存知の方は多いのではないでしょうか。
では「眼精疲労」が「肩こり」からくることはご存知でしょうか?
目が疲れているから肩こりになるのか、肩こりから眼精疲労になるのか…これはどちらが原因とはっきりとしたものではなく、相互に関係しあったもので、「眼精疲労」を感じるようなことをすると「肩もこる」というのが正解です。
そもそも眼精疲労というのは1点を長時間見つめることなどにより起こります。一点を見つめ続ける作業は、身体もずっと同じ姿勢でいることがほとんど(デスクワークの状態)ですので、眼を酷使している間は、背中肩などの負担も高いのです。

骨格

肩こりをしやすい骨格や遺伝的な要因もあります。ゆるやかに湾曲しているはずの首の骨が、まっすぐな「ストレートネック」が代表的なものですが、首が細いことや長いことも肩こりの原因になることがあります。
二足歩行で一番上に乗っている重い頭を支えるのですから、細い首では筋肉に負担がかかり、長い首ではクレーン車のように重心が遠くなります。
女性はどうしても肩こりになりやすいと言えます。

 

運動不足

学生時代はとくに意識をして「運動」をしなかった方でも、運動不足にはなりませんが、社会人になると「運動する機会」をつくらなければ運動不足になってしまうのが現状です。
肩こりは血行との関連が強いため、運動不足は肩こりの原因となります。仕事でずっと同じ姿勢でばかりいて運動する機会がないため筋肉が伸び縮みする機会を失い、緊張が高まり血行が悪くなります。
逆に運動をする習慣のある人は、テスクワークなどの同じ姿勢の続く仕事をしていても肩こりには至らない事がありますので、なかなか改善しない肩こりにお悩みの方は、ストレッチや運動を生活に取り入れると良いでしょう。

寝不足

朝起きてすぐなのに、肩こりを感じることはありませんか?
睡眠不足の場合、身体の緊張が高まってしまい肩こりの原因となります。
また眠ったはずなのに、肩こりを感じる場合は「睡眠中」に肩こりの原因があり場合があります。
それは無意識の「噛み締め」や「食いしばり」によるものです。
普段噛みしめる習慣があると、寝ている間にも噛みしめてしまっている人が多いようです。日常的に噛み締めているとなかなか自分では気づけず、歯が痛くて歯医者に行き「噛み締め」を指摘され、気づく事が多いようです。
寝ている間に噛みしめが起こると、噛む時は身体に力が入ってしまい、夜中に起きてしまったり、寝ても疲れが取れないなどの弊害が出てしまいます。眠っているはずなのに体は「睡眠不足」の状態に陥ります。
また肩こりそのものが睡眠の質を低下させる事があります。
噛み締めや、肩こりなど身体の緊張が強いと交感神経が優位になりやすく、交感神経が優位になるとなかなか眠りにつけません。
こうして肩こりが睡眠の問題を作り、睡眠の問題が肩こりを作るという負の連鎖が起こります。

睡眠障害について顎関節の問題

冷え

寒くなってくると肩こりで来院される方が増えます。
肩こりは血行の悪さが影響するため、普段と同じ生活をしていても外側からの「冷え」が肩こりを引き起こします。特に屋外で仕事をされている方は秋冬に肩こりが悪化します。
逆に室内の冷房のきいたオフィスでは首に汗をかいた状態で冷房にあたってしまい、夏に「冷え」による肩こりを引き起こしてしまう場合もあります。

精神的なストレス

ノルマなどのプレッシャー、人前でのプレゼン、異動による慣れない環境…このような状態は誰でも身体に力が入ってしまいます。
そのような環境は噛みしめる癖などもつきやすく、噛みしめる癖がまた身体の緊張を高めます。ストレスからの肩こりを防ぐには緊張をしない、ストレスを貯めないのが一番ではありますが、体は無意識に緊張している為、コントロールするのはなかなか難しいものです。
ストレスをコントロールすることよりも、定期的なメンテナンスやストレッチや運動を取り入れるなど、物理的な方法で血行を良くすることが近道といえます。恵比寿カイロプラクティックラボアールイーでは、簡単にできるストレッチや運動などのアドバイスもしております。

栄養の問題

残業をして、時には接待をして、食事はコンビニ弁当か外食…なんて方は多いのではないでしょうか。
肩こりに限らず食事は身体にとって重要なことです。外食やお弁当は肉が中心の物が多く、ビタミンやマグネシム、カルシウムが不足してしまいがちですので、肉ではなく魚を選んでみたり、サラダや果物をプラスするなどを心がけてみてください。
食べる物だけでなく食べ方も重要です。咀嚼回数が少なかったり、遅すぎる時間の食事が胃腸に負担をかける、ということは有名ですが、実は胃の筋肉は肩の筋肉との関係が深いのです。
肩こりもあって、胃の調子がどうも悪い…そんな方は食事の仕方を見直してみる必要があります。食事を改善した結果、胃だけでなく肩こりも良くなるという事もあるのです。

産後の肩こり

出産後にはじめて肩こりになった、肩こりが悪化したという方が多いのは、不思議なことではありません。
産後の女性には、上記の肩こりの原因「不良姿勢」「腕の使い過ぎ」「骨格」「運動不足」「睡眠不足」「精神的なストレス」「栄養の問題」これらの問題が出産と同時に始まりますから、肩こりにならない方が稀といえます。
特に赤ちゃんは常に下にいるため、だっこ、授乳、オムツ替えと常に下向き姿勢を強いられます。また抱っこなどで腕を使い過ぎ、同じ姿勢でいることも肩こりを悪化させます。
運動する時間はなかなか取れないし、赤ちゃんの成長の心配なども精神的なストレスも感じやすい時期です。また授乳の関係で夜間何度も起こされ、睡眠不足に悩まされる人も多いのではないでしょうか?また授乳しやすいように薄着になりがちで冷えてしまうことも肩こりの原因となります。
産後には「腰痛」「肩こり」「頭痛」これらのトラブルが最も多い時期となります。

お母さんの健康状態は育児にも影響するので、我慢しすぎてひどくならないうちに恵比寿カイロプラクティックラボ・アールイーにご相談ください。

肩こりへの対応

恵比寿カイロプラクティックラボ・アールイーでは、『肩こり』は不良姿勢・脊柱の可動性の減少・肩甲骨並びに肩甲上腕関節の動きの悪さが影響していると考え施術を行います。
同じ姿勢でずっといることが長い為、脊柱の可動性が減少している(動かしづらくなっている)人がほとんどです。まずはカイロプラクティックによって脊柱に可動性を回復させていくお手伝いをしていきます。

肩こりの状態確認

姿勢やコリを感じている場所を確認し、首の動きなど関節の可動域をチェックしていきます。
日本人の肩こりの範囲は広く、人によって肩こりを感じる場所は違います。肩こりは首から肩にかけてのこりを言うことが多いですが、肩甲骨の内側あたりも肩こりと呼ばれています。人によっては肩甲骨の内側の痛みを背中がこっているという人もいます。肩こりや背中の痛みの境界線は人によって異なります。

同じ「肩こり」という表現でも人によって凝ってると感じる筋肉は異なりますが、僧帽筋、胸鎖乳突筋、後頭下筋群、板状筋、肩甲挙筋、菱形筋、斜角筋、脊柱起立筋群にこりを感じる人が多いです。広い範囲にこりを感じていることも多く、その場合は複数の筋肉にまたがっていることが多いのです。

またこりがひどくなると「トリガーポイント」と呼ばれる硬結が筋肉の中にできて、離れた部分に関連痛と呼ばれる疼痛を感じることがあります。「頭痛」や「腕の痺れ」の原因が実は肩こりだった、ということも珍しくありません。

緊張型頭痛

肩こりへの施術

①脊柱の可動性をつける

脊柱モビリゼーション恵比寿カイロプラクティックラボ・アールイーでは、まず脊柱に動きをつけていき、問題を調整していきます。

肩こりに悩む人は、デスクワークなど同じ姿勢でいることが多い為、脊柱の可動性が減少していることがあります。脊柱に動きをつけるようにして背骨の周辺を押していきます。
脊柱の動きがつくことにより、脊柱周辺の筋緊張がとれ、自律神経を整えます。
筋緊張がとれると眠たくなったり、腸が活発になることがあります。
また睡眠に問題を抱えている人も多い為、睡眠の質があがることで自分で肩こりを回復する機能の回復を目指します。

 

②肩甲骨の動きをつける

肩甲上腕関節

肩甲上腕関節のモビリゼーションなど行います。
同じ姿勢でずっといることで肩甲骨の動きが悪くなります。肩甲骨には多くの筋肉が付着しているため肩甲骨の動きをつけることで肩こりが楽になることが多いです。

また肩が前に入っていることが多いので、胸筋のストレッチなどを行い姿勢の改善の手助けをしていきます。

 

③首の調整

首の調整首の調整を行います。頸椎の可動性をつけることで頸椎に付着する筋肉の緊張を緩和させます。また後頭骨と頸部をつないでいる後頭下筋群などの緩和操作や頸部ストレッチなども行っていきます。

肩こりで来院される方で、首側にこりを感じている方は多く、首の筋肉の緊張がとれると眠くなることがあります。
施術した日によく眠れたと言われる事が良くありますが、これは非常に良いことで、睡眠の質を取り戻すことも肩こりの解消につながります。

施術後は肩こりが元に戻らないための日常のアドバイスなどもさせて頂いています。

肩こり症例

肩こりがひどく寝ても疲れがとれない(20代女性)
夕方になると肩こりが辛くなり頭痛がしてくる(30代女性)

いつもと異なる肩こり

いつもとちがう肩こりは注意が必要です。心臓や重大な病気からの関連痛の可能性も考えられますので、「普段と違う」と感じたらまずは医療機関を受診されることをおすすめいたします。